郡上ロボットクラブの目的

郡上ロボットクラブでは、まず楽しく子供たちの興味を延ばすことを第一に、将来に役立つスキルをもった人材を育てることを目的としています。

それを実現するため、「ロボカップジュニア」というロボットコンテストへの参加をひとつの目標にして活動しています。

この理由は、二つあります。



ひとつは競技ルールとして、プログラミングだけでなく、ロボット本体の改造を行うことも認められていることです。電池を増やしたり、モーターを交換したりすることで、ロボットの性能を上げることができます。これらを子供が自分たちで遊び感覚で試行錯誤しながら試していくことで、子供たちは自然と「電池を増やしたらスピードが上がる」、「ギヤを交換したらパワーが上がる」、「こんな構造は壊れやすい」等、いわゆるエレクトロニクス、メカトロニクスの知識を実体験のなかから得ていきます。自分の興味がある部分を自分で試し自分で学んでいくことができます。これは教科書を読むだけでは決して得られることのない実用することが可能なものづくりのスキルです。これらを実践、習得する機会を提供することが一つ目の理由です。

そしてもう一つは、ロボット技術に興味を持つ子供たち同士の交流の場を設けられることです。地域において学校の生徒数が減ってきている中、同じこのような興味を持った仲間にはなかなか出会えません。そういう子どもたちに、同じ興味を持った子供たち同士が交流し、競い合う場を提供できること。そして、交流したり競い合ったりすることでさらに自分の興味とモチベーションが引き出されスキルを向上させることができること。これが二つめの理由です。


今、パソコンが当然のように使われ、さまざまなツールとして活用されているように、今後はロボットが生活を支援するツールとして登場してくると思います。そうなったときに地域にロボットを活用できる人材が必要です。求人で「ワード、エクセルが使えること」は今はごく当然のこととなりました。20年後には、さまざまな仕事ができるロボットが普及し、「ロボットを操作して仕事をやらせられること」が、ワード、エクセルと同等のスキルになる可能性があります。そうなった場合、小さいころからロボットに接していた経験は日常生活、仕事どちらにおいても役立つはずです。

参考: ロボカップジュニアジャパン公式サイト
http://www.robocupjunior.jp/index.html

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